ミネラルファンデとリキッドファンデの比較(メリットとデメリット)
あなたがファンデーションに求めるものって何ですか?
ほとんどの人が、乾燥せず、それでいてTゾーンのテカリは抑えてくれて、崩れにくい・・・
そんな万能なファンデを求めているのではないでしょうか。
お肌のタイプが人それぞれなように、ファンデのタイプも人それぞれ。
仕上がりやカバー力はもちろん、お肌に乗せた時の感触なども、好みが大きく分かれますよね。
その両極端に位置するのが、ミネラルファンデーションと、リキッドファンデーションです。
ミネラルファンデーションはその名の通り、ミネラル100%でできたお肌に優しいお粉のファンデ=ナチュラルメイクでサラサラというイメージ。
対してリキッドファンデーションはうるおいがあり、カバー力にもすぐれたしっかりメイクのイメージがあります。
この2つのファンデ、どっちもよさそうだけど、実際それぞれの良さって何?
ということで、それぞれの特徴を比べてみます。
成分について
ミネラルファンデ
最近はいろんなメーカーから、ミネラルファンデという名前のつくファンデーションが発売されていますが、ほんとうに100%ミネラル(鉱物)からできたものは、成分にこだわっています。
主な成分は、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、マイカ、シリカなど。
水やオイルやシリコン類を一切使用していないので、防腐剤や安定剤が入っていません。
日常生活で十分な紫外線防止効果も備えています。
普段使いなら下地なしでこのミネラルファンデだけでOK。
肌への負担がかなり少ないです。
ミネラルファンデは、石鹸などの洗浄だけで落ち、クレンジング剤が不要です。
だから、肌への余計な負担がかかりません。
それでいて、必要な水分や油分がちゃんと残ってくれるので、本来の健康な肌に戻ってくれます。
リキッドファンデ
天然成分にこだわっているメーカーもたくさんあって、基本成分はひとことでいいか悪いかは言えませんが、やはり水分や油分を安定させる成分や防腐剤は少なからず使用されています。
下地がいらないものも最近は多く、シンプルな仕上がりを目指すことは可能です。
ただ、油分などが含まれているので、毛穴をふさいでしまいやすく、肌荒れの原因にも。
専用のクレンジング剤で洗い落とすことが必要で、その結果乾燥しやすくなります。
ファンデの塗りやすさと崩れやすさ
ミネラルファンデ
ルース状のパウダーなので、基本的にブラシでつけます。
このブラシでファンデをつける技が、慣れるまではちょっと難しいかも。
また、お肌に余計な油分が多いと、うまくファンデが乗りません。
だから、その日の肌の状態で仕上がりが左右されることがあります。
ミネラルファンデは毛穴に入り込まないので、汗をかいてもファンデが崩れる心配なし。
ただし、手やハンカチでゴシゴシ拭くと簡単に取れてしまいます。注意しましょう。
リキッド
塗るときは、専用のパフか、指先で塗るのが一般的。
均一に伸びてくれて、特にコツも必要なく、初めてでも簡単に仕上がります。
少量で伸びるタイプは、薄づきでナチュラルな仕上がりも可能です。
ただ、肌に馴染んだ上から重ね塗りすると、厚ぼったくなり、ヨレたり崩れやすくなります。
もともと水溶性です。汗をかいた時は、汗と混ざって化粧崩れがしやすくなります。
保湿力にすぐれているものは、少しテカりやすいです。
その場合はパウダーで押さえることも必要になります。
カバー力
ミネラルファンデ
薄づきのイメージが強いですが、実は思っているよりカバー力があります。
重ね塗りしても厚ぼったくなりません。
毛穴まで入り込むシリコンや油分は不使用。
なので、皮膚呼吸がちゃんとでき、重苦しくないのが特徴です。
そしてルースタイプですから、複数のカラーを組み合わせて自分だけの色を作って楽しめます。
リキッドファンデーション
ひと塗りで適度なカバー力が期待できます。
シリコンや油分が使用されていると毛穴までしっかりと入り込むので、重ねてしっかり塗ると少し重たくなってしまうことも。
商品によってはナチュラルな仕上がりのものもあります。
薄づきよりは、しっかりカバーしたい方におすすめです。
カラー展開はメーカーによってさまざま。複数の色があります。
自分にあった色が見つかれば特に色選びに苦労することはなさそうです。
市場について
リキッドファンデを扱うメーカーの方が圧倒的に多いです。
お肌が強い方はリキッドの方が色々なメーカーやブランドから好きなものを選べます。
プチプラ商品でもいいものもあるので、お肌にあえばお財布にやさしく助かりますね。
使用感やタイプをシーンに応じて使い分けるということも可能です。
もちろんミネラルファンデを扱うブランドも増えてきています。
ただ、100%ミネラルだけのファンデを探すと、ちょっと限られてきてしまいます。
お値段も決して安いわけではなく、選択肢はまだまだ少ないのが現状です。
まとめ
ミネラルファンデのメリット
・ミネラル(鉱物)100%のシンプルな成分で敏感肌にも使える
・クレンジング剤が不要
・皮膚呼吸のさまたげにならず、重ね塗りしても重たくならない
・複数のカラーを混ぜて自分好みのカラーを作ることができる
ミネラルファンデのデメリット
・ブラシの使い方に慣れるまでうまく塗れないことがある
・肌の状態(油分が多いなど)によって、崩れやすかったりうまくのらなかったりする
・まだまだ扱っているメーカーやブランドが少ない
リキッドファンデのメリット
・初心者でも塗りやすく、失敗する心配がない
・ひと塗りで適度なカバー力がある
・豊富な種類が幅広い価格帯でたくさんのメーカーから販売されている
リキッドファンデのデメリット
・水分や油分を使用するため、安定剤や防腐剤などの成分が心配
・重ね塗りすると厚ぼったくなったり、汗で崩れやすい
・毛穴まで入り込むので皮膚呼吸ができず肌荒れの原因になりやすい
と、それぞれ善し悪しはありますね。
ファンデーションの特徴をよく知った上で、うまくシーンにあった使い分けたり、新たなファンデにチャレンジしてみるのもいいですね。
何よりお気に入りのファンデを見つけて、末永くつきあっていきたいものです。